フォロワーさんの質問に答えよう!【模倣問題について】
最近のハンドメイド市場全体を見て感じることは、全体のスキルが上がって、同じフォーマットの上でオリジナリティを出さなくては人気が出ないという難しいフェーズに来ているということ。
これってハンドメイドに限らず、YouTubeなどの動画コンテンツでも同じことが起きているとは言われていますよね。
“ワイヤーで石をつける・繋ぐ”事自体は広く知られたノウハウなので、それをいくら応用して魅力的なものを作っても、そこにアイデアの独自性を主張するのは残念ながら難しいと感じています。
とはいえ、明らかな模倣をされて良い気はしませんよね。
私は基本的には他の天然石作家さんの作品はあまり見ないようにしています。なので、模倣問題には少々うとい人です。その理由はまた別の機会に深掘りさせていただくとして、、、
そういう前提で読んでいただけたらと思います。
私だったら何をもって模倣と判断するか、考えてみました。これは法律の専門家などに意見を仰いだ結論ではなく、あくまで私が個人的に考えた判断の基準だということを明言しておきます。
✴︎1つの作品の中で複数の要素が被っていること
例)色合わせ、形(単純なものは含まない)、見せ方(写真の撮り方・紹介文)など
✴︎上記が同じ作者によって複数回繰り返されていること
✴︎その人と活動しているフィールドが被っていること
この辺のことが重なると、模倣だという認識になっても仕方がないかなという気がします。
私たちが作るものも一緒で、例えば、あなたがある作品を手作りサイトに出品し、酷似した作品が別の作者によって同じサイト内で安く販売され始めたとします。サイト内の検索ですぐ近くに表示されてしまって、意図せず価格競争に巻き込まれてしまった…これはすごく悲しいですよね。本来はあってはならないことだと思います。
でも、ハンドメイドに限らず、市場の原理って容赦なくて、こういうことって避けては通れないのかなっていう気がします。
私はめんどくさがりなので(爆)、相手に対して何かアクションを取って互いに消耗するぐらいなら、作り手として何らかの工夫をして差別化を図るほうが性に合っていると感じてそっちに傾いてしまいます。もっと可愛いの作ってやるぞ精神とでも言いましょうか…
あとは、販売のフィールドを変えてみるなんてどうでしょうか。
たとえば今オンラインに特化しているなら、対面販売も視野に入れてみるなどです。オンラインと直接販売ではお客さまが商品を選ぶ動機が少し違います。対面だとグッと距離が近くなるため、商品のデザインと価格だけでなく、お店全体の雰囲気や販売スタッフとの会話など、購入動機の幅が広がるのです。
お客様の購買動機は、上記のような対面シチュエーションによるものだけでなく、たとえオンラインでのコミュニケーションでも変わると思います。発信の頻度が高いとか、そういう単純なことでも自然とお客様との距離感は縮みます。
そんなわけで私は、仮に誰かに模倣されたと感じたとしても、別の部分で差別化を図り、さらに自分のブランドがパワーアップする方向に力を注ぐと思います。
この考え方が絶対正しいとは思いませんし、これを読んでくださった方々にそのままおススメしようとは思いませんが、もしちょっとでも参考になるところがあったら嬉しいです。
とはいえ…過去には、ブロ解を使って相手から私へのフォローをこっそりと解除したことは…ありますね。心が狭くてごめんなさい。